4月3日のひろば

原発のない未来に向けて “はじめのいっぽ” 踏み出しませんか?

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第1回 バスツアーレポート

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福島から北杜へ つながるバスツアー(7/23~26)レポート
                              by M.SEKI
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機会あって何度か福島を訪れたり、福島の方の話をきいたりするなかで、
今の福島が、子供たちを外で遊ばせることもできず、放射線量のことや
避難・移住のことをおおっぴらに話すこともできない、というような
苦しい状況にあることを知り、短い間だけでも、高い線量から離れ、
安全な空気と水と食物、そして子供たちが草原や川で思いっきり遊べる
環境を楽しんでもらうことができれば、と、「4月3日のひろば」の
「福島~山梨つながるネット」の主催で、7月の下旬に、3泊4日のバス
ツアーを企画しました。

もちろんバスツアーなど初めての経験で、短い準備期間、少ない予算など
不安な要素ばかりでしたが、募集人数はすぐにいっぱいになり、北杜市の
補助金も利用できることになり、ペンションやバスの手配もどうにか
やりくりがついて、ひと安心。
その後も、食材の提供や調理の担当などさまざまな協力の申し出があり、
交流会に駆けつけてくれた方、子供たちが目一杯遊ぶのに全力で付き合って
くれた方など、ほんとうにたくさんの方々の協力を得て、参加者の方々にも
心から喜んでいただくことができました。
ご協力いただいたみなさま、ほんとうにありがとうございました。


<福島から北杜へ、つながるバスツアー 概要>
日程:   7月23日(土)~26日(火)
参加人数: 23名 - 大人9名、子供14名
      (高校生1、中学生4、小学生4、乳幼児5)
費用:  「福島~山梨つながるネット」基金より
      北杜市補助金使用

スケジュール概要:
 23日(土) 福島出発→北杜到着、温泉
 24日(日) じゃがいも掘り、牧場(鶏舎)見学
森の中で交流会
 25日(月) フリー(希望のコースを選択)
    午前 A.草原と牧場
       B.ブルーベリーとひまわり
       C.市役所での情報収集
    午後 A.水遊び、川遊び
       B.えほん村
 26日(火) 直売所で買い物の後、北杜出発

◆じゃがいも掘り◆
掘ったじゃがいもはすべておみやげに、ということで、みなさん思いっきり
掘ってました。
バスの荷物室が半分近く埋まるようなじゃがいもの量に、バスの運転手さんが
「どうすんだ?、これ、、、」

◆鶏舎見学◆
1千羽の鶏に、子供たちはちょっと圧倒され気味。
でも、新鮮な卵を使ったおいしい卵かけご飯にはみんな大満足でした。

◆森の中で交流会◆
虫除けの焚き火を囲んで、森の中での交流会。
うるさいほどの蝉の声に負けずに、今の福島の現状や、避難・移住をめぐって
揺れ動く心の内を率直に話してくれた福島の方に応えて、北杜市の方々も、
自分たちの来歴や福島への思いをそれぞれに語りました。
心が通い合うのを確かに感じることができた、すばらしい交流会でした。
この時間を共有できたことを、みなさんに感謝します。
子供たちには、少し退屈な思いをさせてしまったかな。
参加者が持ち寄ってくれた、テーブルに乗せきれないほどの果物やお菓子は
楽しんでもらえたと思うけど、、、

◆牧場の草原で◆
せっかくの外遊びの日、前日に降水確率50%の予報が出て、子供たちはがっかり。
でも、予報はよいほうに外れて、富士山や八ヶ岳は見えなかったけれど、
小さい子供たちは牧場で思いっきり走り回ることができました。
大きいお姉ちゃんたちは、ショップで買い物に夢中、、、?
定番のソフトクリームは、運転手さんを含め、全員が楽しみました。
乳しぼりを体験したり、トラクターの干草の上に乗って一周するヘイライドも。

◆ブルーベリー摘みとひまわり◆
スタッフの方もどうぞ、と言われて、ブルーベリーでおなかがいっぱい。
ひまわりの中でのかくれんぼも素敵でした。

◆市役所訪問◆
希望された2名の方を、市役所にご案内しました。
いろいろな課の方が一堂に会して、福島の方の質問に答えていただきました。

◆水遊び、川遊び◆
午後には薄日もさして、これならどうにか水遊びもできるかな。
スタッフの心配をよそに、本ツアーのメインイベントはこれ?、と思わせるような、
子供たちのはしゃぎっぷり。
小さい子供たちも、小中学生たちも、それぞれに思いっきり水遊びを楽しみました。
つかみどりのますを、その場で焼いてかぶりつく子も、、、
前日の交流会で、中高生4人の女の子たちが偶然にも全員テニス部であることが判明。
テニスがしたい、という要望に応えるため、テニスの得意なスタッフが急遽場所を
探してセットアップ。夕方の温泉までの時間、二本松×北杜のテニスマッチが
実現しました。さて勝敗はいかに、、、

◆えほん村◆
水遊びの年は過ぎたかも、という高校生のお姉ちゃんとお母さんが参加。
大人でも十分楽しめる絵本の世界を堪能してくれたようです。


あっという間の4日間でした。最初はちょっと戸惑っていた子供たちですが、
牧場や川で思いっきり遊ぶうちに、はじけるような笑顔を見せてくれるように
なりました。
その同じ子供たちから、「あそこは0.08だったから、ここより低いんだよ」、
「放射能が付いちゃったから手を洗わなきゃ」というような言葉が普通に出て
くる現実にショックを受けたり、
「ほんとうはもう人の住めるところではないのに、国や県は何の手立ても
講じない、、、福島は見捨てられてるんですね」とお母さんに言われて、
返す言葉がなかったり、、、

最終日の朝、短い間とはいえ仲良くなって名前も覚えた子供たちが乗った
バスを見送った後、この子たちをあの放射線量の中へ返しちゃうんだ、
という事実に打ちのめされて、帰りの車中で涙がとまりませんでした。

私たちにできることはほんとうにわずかですが、このバスツアーが、
少しでも元気を回復する場になり、参加してくれた方の心に何かを残す
ことができれば、何かのきっかけになってくれれば、と願うばかりです。

追記:夏休み中に何とかもう一度、と、第2回のバスツアー(8/23~26)の
企画も立ち上がりましたので、ご支援、ご協力のほど、よろしくお願い
いたします。


<参加してくれた方々からの声>

★今回はこのようなツアーを企画、実践してくださりありがとうございました。
スタッフの皆様の全員が優しく、温かい人間性であることを体感し、
とても感動しました。
私はこの出会いを一生忘れないと思います。
本当にありがとうございました。


★4日間ほんとにほんとにありがとうございました。
皆さんの心づくしのおもてなしに、すごくすごく感激しました。
今の福島ではなかなか食べられない野菜や果物が盛りだくさんの食事で、
体の中がきれいになったような気がします。娘は代謝がよくなったのか、
2キロ減ったと言っていました。

子どもたちも思いっきり外で遊べて、とても喜んでました。
帰りに、もっといたかった~と言っていました。あんな笑顔は久しぶりかも
しれません。宝物の4日間でした。

皆さんをみていると、人と人とのつながりがあれば心豊かに生きていけること、
あらためて気づかされました。
原発事故以来、人間不信に陥ってしまいそうでしたが、みんななかまだって
言っていただいて、とてもうれしかったです。
もともと手作りが好きな私も、事故以来何も手につかず、4ヶ月があっという
間に過ぎてしまいました。皆さんのていねいな暮らし方、生き方に触れ、
また一日一日がんばろうと思います。


★先日は、本当にお世話になりました。
娘も息子も(私も)北杜市の、というより、みなさんのファンになりました。
娘はもう「移住したい」と連呼しています。


★4日間ありがとうございました。みなさんの温かさとパワーに元気をもらい
ました。子供たちも久しぶりに外で走り回ったり水遊びしたりと、自然の中での
体験を通して、今までがまんしてきたストレスもなくなり、前のような笑顔が
戻ってきてほんとに嬉しく思っています。
私自身も子供たちのため何をしてあげるべきか、なかなか決断できずに悩む日々
でしたが、この4日間は何の心配もなく過ごすことができ感謝しています。


★先日は大勢の皆様に山梨の大自然に負けないお心遣いのおもてなしを受け、
感謝の気持ちでいっぱいです。本当に有難うございました。
大勢の皆様の数え切れないほどの優しさに胸がいっぱいです。
ペンションの手づくりの食事のおいしかったこと。交流会ではそれぞれの
考え方に心打たれました。
ご多忙にもかかわらず、遊び道具持参で子供達と本気で向き合って頂き、
名水公園では孫に付き添っていただいたスタッフの方、皆様、本当に有難う
ございました。
また帰りには貴重な梅干、野菜等、おみやげまで頂き、市場の野菜、特に
とうもろこしの甘くておいしいのにびっくりしました。
皆様のご健康とご多幸をお祈り致し、お礼を申し上げます。


★バスツアーを企画していただき、心から感謝しています。
ほんとうにありがとうございました。
震災という不幸な出来事はありましたが、それがあったからこそ
多くの事に気付き、多くの事を学びました。
不幸の中から学ぶ事の方が多いですね。特に人の心に感動し、感謝しました。
北杜市はとても美しく素敵でした。住んでいる方々も同じでした。
またお会いできる日を楽しみにしています。
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